4.運命の双子-Διδυμοι-
作詞:Revo
作曲:Revo
後の世に楽園と謳われる
詩情溢れるアルカディアの山々
暮れ泥む秋の日の憧憬――
其れは...未だ世界の悪意を識らぬ幼子の戯れ...
――そして...季節は廻り...
運命の歯車は再び...静かに廻り始める……
二度と還らざる 淡き少年の日々
空を翔る鳥は何処までも 飛べると信じてた
やがて振り返る 淡き少女の日々
水に映る月を何時の日か 取れると信じてた
(生まれた時から 一緒だった)
(二人は何時も 一緒だった)
(絶えず 一緒だった)
優しい父と 美しい母と
そんな日々が何時までも 続いてゆくと信じてた
運命に抗う者と 運命を受け入れる者
嗚呼...運命を殺める者と 運命に捧げられる者
野山を駈け廻った 流れる雲追いかけて
夕暮れに漂う匂いに 二人は家路を競った……
狡猾な蠍の影...
廻り始めた歯車は誰にも止められない……
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